もともとは道院長などとなる気は無かった。
ただ少林寺拳法が好きで拳士として続けるつもりでいた。
それが周囲の保護者の方たちが私が少林寺をしていると聞き、ぜひ近くの子どもの指導をして欲しいと言ってきたのが始まりです。
なんと修練場所も小学校跡があり簡単に貸してくれることとなり、1975年に子どもたちへの指導を始めたのである。
こちらに道院長になるには研修も受け、また従来の仲間たちの居る道場へも通った。
仕事と二か所の少林寺拳法の修練で毎日が忙しく年月が過ぎるのが早かった。
そんな時に確か結婚もしたのである。毎日が慌ただしいというか充実していました。
最近では青少年の犯罪にくわえて、定年層の犯罪が増えております。
持っていきようのないストレスや間違った発散の仕方、またいろいろな悩みや思い込みでの犯罪、そのようなやり場の無い青少年たちを事前に良い方向へ誘ってやらなければなりません。
勉強、勉強だけでなく発散のできるスポーツ、社会体育への誘いが今後重視されていくのではないかと思います。指導者としてのパワーアップをしながら青少年の手伝いが出来ればと日々取り組んでいます。
精神面はもちろんですが、今かけている道徳もしっかり指導していきたいと思っています。
また拳士も自身が一生懸命頑張って汗をかいたら100点と評価してあげる事です。
人を思いやれる子どもたちを育てたい。
また子ども達には一生懸命練習すればみんな100点なんだと言う事をモットーとして指導をしていきたいです。
今は競技で勝つことばかりのスポーツ、大切な心の鍛錬は出来ているのか、勝つためにはなるべく自分が頑張れて自身の心が強くなり勇気のある優しい子どもたちを育てる手助けとなりたい、選手を育てるのではなく。
また、学校では薄れかけている道徳の授業、これを少林寺の教えをうまく組み込んでいきたい。
また親や教師が行えてないしつけの実施、何かとうるさいが本当の愛情からして厳しい面も教育には欠かせないと思う。
パワハラではない指導をしっかり考えていきたい。
小学生一年生から大人まで老若男女を問わずアットホームをキープした道場です。
小学生の素直な女の子もいればのんきな男の子もいます。怒ったり笑ったりの日々で少しづつですがみんな上達しています。
一般も男女にて仕事は忙しいが出てきて指導をしてもらっています。私もおじいちゃんで孫のおもりをしているみたいです。
副道院長は真面目な女性で、以前は親子で参加しており、息子と娘がどちらも三段を取り、社会人として巣立っています。
母親も三段、親子で合わせて九段、私も追いつきません。
現在は拳士数は少ないですが楽しくやっております。
小さい子から大人まで幅広い年齢の拳士がいます。
人数が少ないために賑やかさには欠けますが、その分細かいところまで目が届きます。
自分より年下の子を思いやったり、親や学校の先生とは違う大人と接っしたりするなかで自分と他人との違いを知り、協調性を身に付ける事が出来ると思います。
相手より強くなることではなく過去の自分より強くなることが大事、地味ですが努力を続けることで自分に自信がつくのも良い点です。
運動が苦手でも体力に応じてできるのもいいです。
もう少し人数が増えれば団体演武にも挑戦でき違った楽しさも見つけられるので興味をもってくれる人が増えれば嬉しいです。