自分の本業は幼児体育指導であり、少林寺拳法を修行し、経験を積んで資格の取れる時が来たら子供たちの指導と大人の指導を・・・志していました。
伊予松前道院の認証を受けたときは、嬉しさと同時に責任の重さを感じました。
幼い子どもは幼いなりに、その子の目線に立って指導を心懸けています。
子供は楽しくないとコンが続かないので、飽きさせないよう工夫しています。
また一般の部においては、若者には鍛錬を、年配者(壮年)には健康と養行を心懸けています。
少林寺拳法は、生涯修行です。昨今の混沌とした社会の中で人それぞれに時間の過ごし方や価値観の選択が多い中で、今後道院の方向としてどのように考え、活動していけばいいのか「これだ」という索も見つからず、悩むこともあります。老若男女、また運動の嗜好や個人の性格なども配慮しながら易筋行が楽しい・・・と思って貰えるような道院を目指したいです。
また金剛禅は、、人が互いに助け合い、補い合い磨き合って、両者共により高い次元を目指す、調和の道を実現する教えです。
それは釈尊の正しい教えを現代に生かす道であるということを、みんなで考え実践していけるように励みたいと思います。
合掌
伊予松前道院の少年部においては易筋行の中でミット蹴りやパンチングを必ず行うようにしています。しっかりとした突き蹴りは剛法の基本だからです。
法形や演武、乱取りも行いますが、時には体操「鉄棒、跳び箱」、ボール運動なども行います。
一般の部においては若者には鍛錬を、年配の拳士には養行を・・・といっても元気な壮年拳士にはそれぞれのニーズに合った練習メニューをこなします。
和氣あいあいな雰囲気で修練しています。
私は小学4年の時高知万々道院に入門し拳法を始めました。その後入試などで10年以上も道場から遠ざかっていました。
30歳を過ぎ伊予松南道院に復帰し後に伊予松前道院に転籍をしました。これだけ長いブランクがある私を末光先生はじめ一般拳士の皆さんに仲間として温かく迎えていただき先生と皆さんの人柄に惚れ込み楽しく修行できている事に不思議な縁を感じます。
私が入門から40年近くを振り返り申し上げたいのは、家族へ感謝を忘れずに続けられる限り修練する事です。
そして目標を持ち、達成したら次の目標を決め、達成する事で自信が生まれ、修練も楽しいものになってくると思います。
「公文正克」 合掌